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2007年9月24日 (月)

漢文 満点への道⑥ 否定形その弐

前回に引き続き、否定形の説明です。

2、禁止形

 ★勿(=莫・毋・無)
    
    読み ・・・ 勿(な)かれ(古文のク活用形容詞「なし」命令形・書き下す時は必ず漢字+「かれ」!
    意味 ・・・ ~するな、してはいけない、しないでくれ 
    
  (例)君莫笑。

    書き下し文・・・ 君笑ふこと莫かれ。
    口 語 訳・・・ 君よ笑ってはいけない。

3、不可能形

 ★不可
    
    読み ・・・ べからず(古文の可能の助動詞「べし」未然形+打消の助動詞「ず」終止形・書き下す時は必ず平仮名!
    意味 ・・・ ~できない 
    
  (例)不可渡。

    書き下し文・・・ 渡るべからず。
    口 語 訳・・・ 渡ることはできない。

    「不可」は禁止の意味もあるので気をつける(「べし」が命令の意味をとる場合)。外見上は同じなので文脈で判断するようにする。

    ※「不可勝~」となった場合は「勝(あ)げて~べからず」となり、「~しきれないほど多い」という意味になる。

  (例)不可勝用。

    書き下し文・・・ 勝げて用ふべからず。
    口 語 訳・・・ 使用しきれないほど多い。

 ★不能(=弗能)
    
    読み ・・・ 能(あた)はず(古文のハ行四段活用動詞「あたふ」未然形+打消の助動詞「ず」・書き下す時は必ず漢字「能」+「はず」!
    意味 ・・・ ~できない 
    
  (例)不能鳴。

    書き下し文・・・ 鳴く能はず。
    口 語 訳・・・ 鳴くことができない。

    ※「能」の直前に「不(=弗)」がつかない場合は「能(よ)く」と読み、「~できる」という意味になる。
     
 ★不得(=弗得)
    
    読み ・・・ 得(え)ず
    意味 ・・・ (機会がなくて)~できない 
    
  (例)不得已。

    書き下し文・・・ 已むを得ず。
    口 語 訳・・・ やめることができない(そうするしかない)。

   ※「得ず」の前には助詞「を」を補って書き下す。

否定形はまだまだ続きますよー。

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